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エドウィン 事業再生ADR申請 [DENIM(ジーンズ)]

国内大手アパレルメーカーエドウィンが11月26日に事業再生ADR(裁判以外の紛争解決)を申請していた。昨年8月に投資による200億円超の損失が発覚していた。

事業再生ADRは私的整理に位置づけられる措置で倒産ではないく、現在も営業活動を継続しているが、大手ジーンズブランド5社はリーバイ・ストラウス・ジャパン以外は経営破たんしたということになる。

業界通の間では昨年ボブソンの倒産以来ジーンズ業界への逆風は一層強まると言われていたらしいが、エドウィンまでもという感じである。

ブラピ出演の503.505のCM。503は1本買って半年後に自転車でこけて膝に大穴が空いたので、すぐに2本目を買わせていただきました(まだ現役でブーツカットの503もあったりする・・・)。 

さて、こういうニュースが出ると次のような話が必ずと言っていいほどついてくる。

・ジーンズが流行っていない

・最近の若者はジーンズを穿かない

・ジーンズはダサい 

・ジーンズは夏暑く、冬寒く日本の気候に合わず、機能的でもない 

これはおかしい、既に「流行り廃り」云々ではなく、必須アイテムとなっていて、他のチノパンなども含めた1アイテムだと考えるのが妥当だろう。また、ジーンズを穿かないというのも極端で、他のアイテムとのローテーションに入っていると考えるべきではないか。「ジーンズはダサい」には参るが、ダサい奴は何を着てもダサいし、そう感じる人は初めからこのテーマは無理だ。

「夏暑く、冬寒く云々・・・」もはや話にならない屁理屈。そこまで貶めなくてもよかろうものを。。 

・ファストファッションの安価なジーンズが売れる

・数万もするジーンズは売れない

ディーゼルなどのジーンズは数万するが、人気があるし、ファストファッション系は他人と被るのが嫌いな人は安くても購入しないだろう 。

・ジーンズ自体売れない

直近の数年は分からないが、2006年~2009年では総生産量は約9000万本と総生産量はあまり変化がない。(総生産量なので売れているかどうか疑問だが、メーカーたるものある程度の生産調整はしているものと考える。もっとも大量に在庫を抱えたが為に大手の破たんへとつながったということも十分考えられる。) 

参考>ジーンズの総生産量は4年間あまり変化していない 

こちらのデータによると、日本ジーンズ協議会への加盟ブランド・メーカーと非加盟(ファストファッション系)の生産数がの差がほとんどなくなってきていることが明らかで、要はユニクロや高級ブランドが売れた分だけ、リーバイスやエドウィンは売れなかったということになる。 

栄枯盛衰は世の常ではあるが、スマホで日本メーカーが海外メーカーに瞬く間に駆逐されてしまったかの如く、日本の老舗ジーンズブランドも姿を消してしまうのだろうか。

 


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