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カワセミを追う [写真]

EOS50Dを選んだ理由の一つとして、当時APS-Cサイズの一眼レフで6.3/秒というレベル最速の連写機能があったことがあげられる。また18-200mmという高倍率レンズキットがキャッシュバックで入手可能であった点も大きい。

さて、連写と高倍率を活かすべく日々トライしていたが、どうしても望遠側が暗くなり何とか明るいレンズはないものかと払拭していると、中古でシグマからAPO 50-150mm F2.8 II EX DC HSM という何とも微妙な距離ながら明るいレンズを発見したのである。換算値225mmならこれもありだろうと入手し、散歩がてらの試し撮りに行くことにした。

幸い天候も良く水鳥も多く集まっているところに「彼」が現れたのである。碧い稲妻のように目の前の鉄杭の頂点にやってきた「彼」は何度か葦林と鉄杭の間を行き来しこちらに撮影のチャンスをくれたのである。

IMG_4022.jpg 

ヤツとは野鳥撮り達にも人気のカワセミ。日本の野鳥には珍しく南国の小鳥のように鮮やかな色彩の持ち主だ。こんなところでお目にかかれるとは何という幸運だろう。

しかし、まだカメラの性能を100%引き出せるほど習熟していなことに加え、こんなよい天気なら200mmの方が寄れるのだが、まだ慣れていない150mmだ。ファインダーを覗くと遠い・・・。50mmの差がこんなところで響くとは。

とにかくカメラの設定をハイスピード連写に変えるが、いつ飛んで行ってしまうか分からないターゲットが気になって細かい設定が儘ならない。

IMG_40331.jpg

そんな時のこと、彼も水面下の獲物を狙っていたのだ、一閃ダイブしハンティングに。必死で追いかけるも、悲しいかなピントは背後のガチョウ君に・・・。

IMG_40345000.jpg

鮮明に撮れた2枚を合成してみた。

その後小魚を捕獲した「彼」は葦林へと姿を消し、その日はもう姿を見せなかった。

IMG_4037.jpg 

部屋に戻りPCでデータを見てみると。

IMG_4000.jpg 

IMG_006.jpg

背景のボケ具合はF2.8の為せる技か。しかし遠い・・・。なんとかトリミングとシャープネスを掛けて限界まで引き延ばしたのが、最上段の画となる。

カメラとレンズの能力を最大限に引き出せれば、もっと良い写真が撮れただろうに。

写真撮影は一瞬を切り取る作業に他ならなく、その瞬間は二度と来ないことが多い。相手が自然となれば、同じシーンの再現はほぼ不可能だ。

だからこそそこに魅了される人たちが多くいるのだと。

その後何度か「彼」を追いかけるが、こんなチャンスに巡り合うことはなく貴重な一枚となった。

タムロンから600mmが発売されているが、ファインダーの向こうはどんな世界なんだろう。 

(2009年9月撮影) 

 

 


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