赤い彗星のシャア・アズナブル氏 視聴率低迷の責任をとらされ左遷!? [随筆]
機動戦士ガンダムの初回放送が1979年。今年で既に35年だ。
ブログ対象に「ガンダム」で検索するとなんと約3,000万件ヒット。ちなみに「オリンピック」約3,900万、「AKB」が約2,800万件、「エヴァ」約830万件、「リーバイス」では約120万件、「田中将大」約120万件、、比較するようなものでもないだろうが、単純にブログネタとしてのキーワードとしては相当上位にあると言えよう。
ちなみにちなみに1億超えは「ペット」「自動車」「子供」。さもありなん。
本題に戻ろう。
近所のセブンイレブンで思わず購入。小さいが細かく作られている。実は我々が格好のターゲットなのか!?
いまだに新シリーズが作られ続けられているが、初代のプラモデルやフィギュアの販売も後を絶たない。
ガンダムブームのど真ん中にいた当時小学生の自分がこの歳になってこんなコンビニ食玩フィギュアに手を伸ばしてしまうのもこれまでガンダムという作品が影響を与え続けてきたことに他なるまい。
改めて「機動戦士ガンダム」をウィキペディアで調べてみると意外な話が山盛りで面白い。
中でも一番の逸話は「シャア左遷事件」や「シャア戦死編」、「アムロ戦死編」があったということ。
放映当初視聴率が振るわないのは赤い彗星シャアが陰気だからという笑えそうで笑えない理由からシャアが左遷させられるストーリーになったそうだ。
作中ではホワイトベース追撃戦の際、ザビ家の末っ子「ガルマ・ザビ」を救えず戦死させてしまった失態による左遷という形であったが、それが逆にリアリティの評価される作風と相まって誰も視聴率低下の戦犯扱いされたからなどとは考えもすまい。
一説によると左遷どころか戦死なりなんなりで、早々に消える構想まであったが、スタッフの説得で何とか生き残ったらしい。視聴率で左遷されたり、殺されそうになったりとアニメのキャラクターもたまったものではない。
また、主人公アムロも打ち切り決定の最終回ではやはり戦死の予定だったが、番組終盤から人気に火が付き始めたことから続編の期待もあって生き残りが決まったそうで、主役でもこの扱い。ここで戦死していたら、『逆襲のシャア』も無かったかと思うとよくぞ生き残らせたと英断を讃えられたことだろう。
もっとも、このころ二人に立った死亡フラグは『逆襲のシャア』で果たされたとか、しないとか・・・。
原作ありきでスタートするある程度のファンありきのものをTV化するか、ゼロから企画しTV化するかで商売としての成否はずいぶん異なるだろうが、「宇宙戦艦ヤマト」然り、「新世紀エヴァンゲリオン」然り、そして「機動戦士ガンダム」然りで、何かこれまでにない『新しさ』はマンネリ化した価値観、世界観を壊したいという支持層を作り、その世界観は『新しいネタ』を求める各メディアによって取り上げられながら、静かだが着実にそしてあるブレイクポイントを境に大きなウネリとなる可能性を秘めているのは、ゼロからのものなのであろう。(大いなる懸けだが・・・)
よくできたフィギュアだったので、それについてアップするつもりが、つい余談が長くなってしまった。
こうして無駄なアイテムがまた一つ増えたが、久しぶりにガンプラ欲しくなったこの頃である。
コメント 0