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Vintage(ヴィンテージ) [Words(コトノハ)]

ヴィンテージ( vintage)。とても、カッコイイ響きのコトバだと思う。
調べてみると、元はワインの高価な年代物を指す言葉に由来し、転じて年代物の価値あるモノに対して使われるようになったコトバだそうだ。

なんとなく使っていたが、改めて調べてみたきっかけは、やはり例のLevi's702を入手してからである。
ヴィンテージというコトバ、特にこのLevi’s(特に501)では、とてもセンシティブなコトバであることに驚くとともに、日頃私たちが使っているコトバの意味の曖昧さを改めて認識させていただくものとなった。

当然ではあるが、昔のモノを現在の素材を使って新しく作って再現したモノはヴィンテージではなく、レプリカになる。それが、新たに(再度というべきか)生産ラインに乗れば、復刻版という風に表現されるのであろう。

(追記:レプリカは他社(者)が本家メーカーを真似て制作した場合に用いられるようで、復刻は本家が再版する場合に用いられるらしい。)

レプリカにコピーという印象の方が強いのは、彫刻などの原型から型を起こして、原型通り作ったものをそう呼ぶからだと思われる。
したがって、レプリカには、粗悪なものと完成度の高いものというランクができることになる。
そういった意味では、コピーには、その手軽さのイメージから粗悪なレプリカというイメージを強く感じる。

(追記:さらにいうなら、いわゆるコピー商品はブランドまで同じにして、本物と偽っているもので、レプリカはいわゆる仕様を同じくしている別のブランドという位置づけのようである)

さて、ヴィンテージに戻るが、これは正真正銘その時代の本物に使われるコトバで復刻版とは別物であることが容易に分かる。
それゆえに、ヴィンテージを愛する人にとって、復刻版やレプリカをもって、ヴィンテージを名乗るもしくは、混合されることへの反発が強いことも明白な訳だ。

彼らの前で復刻版をして「ヴィンテージの501持っています」などとは、ゆめゆめ言わぬよう気をつけねばなるまい。

個人的には、博物館入り級のヴィンテージ501を所持していたとすると、愛好家・収集家としての楽しみよりは、その金銭的価値を評価し、正直なところ買い手がいれば、売り渡してしまうような気がする。
そこに、何か美があるとするなら、またそれを感じることができるとするなら、手放すことはないのだろうが。

ジーンズは好きである。
もっといえば、ジーンズを穿いている自分が好きなのだろう。だから、どんなに高価なモノでも自分に似合わないと思うモノには価値を見いだせない。
要は、ナルシストなのだ。

追記:覆刻・復刻については、出版における原義があるようなので、後日言及するとしよう。

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