Pacific Rim(パシフィック・リム:2013年米) [Movie(映画・DVD)]
いよいよDVD、Blu-rayがリリースされるパシフィック・リム。
この夏公開を観に行ったが、なかなか楽しめた。洋画ロボットもの特有の映像の暗さはあるもののストーリーもまとまっているのではないか。
日本の巨大ロボットVS怪獣アニメに触発されただけあって、ゲッターロボやマジンガーZを知る世代にはたまらないシーンが満載だ。技の名前を叫んで繰り出す「ロケットパンチ」は大いに受けた。
面白いのは操縦システムの設定。独自のパイロットスーツとロボットが神経システムで結合(劇中ではドラフトと呼ばれている)されており、パイロットの動作がロボットに伝達されるというもの。歩くときはコックピットでパイロットも歩く。脳神経の負担を軽減させるため、2名のパイロットが左脳、右脳の役割を果たすなど。しかも2名のパイロットの意識を同調させる「ニュートラス・ハンドシェイク」が必要でこれが乱れるとロボットが暴走しだす。
パイロットスーツ、神経とシステムの結合、システム暴走、エヴァンンゲリオンの設定に似ていて良くも悪くも分かりやすい。
主演の菊地凛子。ショートのおかっぱの女性パイロットといえば・・・
まさかとは思うが、↑を意識しての設定なのか。ブルーのメッシュもたいそう気になるところに、日本語吹き替え版は菊地本人ではなく、かの林原めぐみ。
日本市場を十分意識して作り込んでいるようだ。
この手の作品は、政治色や恋愛、人物関係などを描こうとすると上映時間からしてみてもどうしても陳腐になりがちで、むしろエンタメ要素を阻害するものになりがちだ。
その辺りをバッサリ切り捨てているところが楽しめる要因ではないだろうか。
見逃した人はこの機会にいかがだろうか。
パシフィック・リム ブルーレイ&DVDセット (3枚組)(初回限定生産) [Blu-ray]
- 出版社/メーカー: ワーナー・ホーム・ビデオ
- メディア: Blu-ray
コメント 0