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大坂城考 [大阪城(昭和復興)]

豊臣時代の大坂城と平成版大阪城(昭和復興)とを比較してみましょう。 

それぞれ完成前のものもありますが。 

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豊臣時代のものは、その構造上、見る角度によって、形状が異なるという面白さがあります。

また、ある程度の背の高さは感じるものの、デカいというイメージはないですね。

一方で現在の大阪城は、どこから見ても安定したシルエット。どっしり感があります。地震にも強そう。石垣やくるわのデフォルメも手伝って、デカさがあふれ出ています。周囲樹木の背丈もあるでしょうか。

復興大阪城を作ってみて思たのですが、初めは「この紛い物め!」というネガティブな感情もあたのですが、こうしてみるとバランスの取れた美しい建物。

今現在、これぞかつての豊臣大坂城という決定打の無い以上、これはこれでありなのかもしれません。ただ、徳川大坂城の天守台に乗っているハイブリッド感は、いかがなものか・・・。

誰かが提唱していましたが、

1.現天守は、移築。

2.現天守台には、徳川大坂城を復元か何も無し。(大阪市民心情的にいかがなものかは??)

3. 全面的に豊臣時代に改修。

ただし、3.は大林組が試算してみたようで、本丸土木工事で560億円、天守、御殿等復元で221億円という莫大な費用がかかるとか。

本丸土木工事したら、2.は消滅しますね。

歴史は過去の権力、権勢を新政権が上書きしていく繰り返し。どこまで戻るかなんでしょう。戻り過ぎれば石山本願寺復元ってことになってしまいますしね。それはそれで、人によっては豊臣大坂城より歴史的価値はあるのでしょうし、きりがないってことになります。

江戸城の復元も話題に上りますが、まったく同じ構造でしょう。最後の寛永期を復元だ!といっても、今の天守台は、幻と化した4代目天守用に作られたものですしね。ここに天守をのっけらた、またハイブリッドの出来上がりになってしまうという・・。

歴史への向き合い方が問われますね。 

 

 




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